OracleがAI投資拡大の中で2万1000人を削減

Oracleが、AIインフラへの巨額投資を進める一方で、約21,000人の従業員を削減していたことが報じられました。同社はクラウド・AI分野での競争力強化に多額の資金を投入していますが、その裏で大規模な人員整理を進めていた実態が浮き彫りとなっています。

AI時代における企業の人員戦略が、単なる「AIで代替」という枠を超え、ビジネスモデルそのものの転換として進んでいる点が注目されます。投資と削減が同時に進む構造は、業界全体の構造変化を示唆しています。

RedditがGoogleとのデータ契約終了を検討—AI Overviewsの影響

GoogleのAI Overviews(AIによる検索結果要約機能)の拡大が、プラットフォーム各社のデータライセンス戦略に影響を与え始めています。Redditは現在Googleと結んでいる年額約6,000万ドルのデータ提供契約の終了を検討していると報じられました。

AI Overviewsにより、ユーザーが元サイトを訪問する機会が減少していることが背景にあります。コンテンツ提供側にとれば、データを提供してもトラフィックが還元されない構造は持続可能性に課題を残します。プラットフォーム間の力関係がAI検索時代に入って再調整されていると言えます。

中国AI「Kimi K3」を巡る不正蒸留疑惑とサプライチェーンリスク

中国発の最新AIモデル「Kimi K3」を巡り、米政府高官からAnthropicのモデル(Claude Fable 5)を不正に蒸留(distillation)して学習に利用したとの指摘が出ました。この問題は、AIモデルの調達・導入におけるサプライチェーンリスクとして浮き彫りになっています。

モデルの蒸留自体は一般的な技術手法ですが、ライセンスに違反して他社のモデルから知識を抽出する行為は、知的財産権やセキュリティの観点で重大な懸念を生じさせます。企業がAIモデルを選定する際、単純な性能比較だけでなく、モデルの出所と透明性の検証が今後ますます重要になるでしょう。

近畿大学が入試でAI利用を認める方針

近畿大学は2027年度の情報学部総合型選抜入学試験において、生成AIの利用を認める方針を発表しました。自己PR動画やプレゼンテーション資料の作成において、AIツールの使用を明確に容認します。

日本の大学入試でAI利用を前向きに位置づけるケースはまだ限られており、AI社会における新しい評価のあり方を模索する動きとして注目されます。AIを使いこなす能力をどう評価するかという難しい問いに対する、ひとつの回答と言えそうです。

Qwen3.5 35BをコンシューマGPUで55 tok/s実行—LocalLLaMAコミュニティの成果

LocalLLaMAコミュニティで、Qwen3.5 35B A3BモデルをRTX 5060 Ti上でfloat8精度により55 tok/sで実行したという報告が話題を呼んでいます。専用のGated Delta Networkカーネルを最適化した結果、llama.cppのQ8量子化を大きく上回る性能を実現したとのことです。

コンシューマ向けGPUで中大規模モデルを高速推論できるという実証は、ローカルLLMの実用性が着実に向上していることを示しています。今後MTP(Multi-Token Prediction)等の技術がさらに加われば、より高速な生成も期待できます。