ChatGPT Healthが全米ユーザーに提供開始

OpenAIは7月23日、健康情報機能「ChatGPT Health」を米国の全ユーザーに向けて提供開始した。同機能は、ユーザーが自身の健康データをChatGPTと共有し、健康関連の質問やアドバイスを得られるもの。当初は限定提供だったが、今回の全米展開により、より多くのユーザーが利用可能となった。

医療分野におけるAIの役割が拡大する中、ChatGPTが健康相談の入り口として機能する可能性がある一方で、誤った医学的アドバイスへの懸念も根強い。OpenAIがどのような安全策を講じているかが今後の焦点となる。

GoogleのGeminiが10億ユーザー目前に迫る

GoogleのAIアシスタント「Gemini」のユーザー数が10億人に迫っていることが明らかになった。GoogleはすでにSearch、YouTube、Androidなど複数のサービスでGeminiを統合しており、同社が誇る「10億ユーザープロダクト」の仲間入りが現実味を帯びている。

Geminiの急成長は、AIアシスタントが日常ツールとして定着しつつあることを示唆する。ただし、ユーザー数の定義(アクティブユーザーか登録者か)については、より詳細な開示が待たれる。

改ざんされたChatGPTリンクから不正AIエージェントが実行される脆弱性

わずか一つの改ざんされたChatGPTリンクを開くだけで、攻撃者の指示を5分おきに受ける不正なAIエージェントが社内ネットワークに潜入できるという脆弱性が報告された。The DecoderとThe Registerの両方が報じているこの問題は、ChatGPTのカスタムGPTやエージェント機能が悪用されるリスクを浮き彫りにした。

攻撃者はリンクのパラメータを改ざんし、悪意のあるプロンプトを埋め込むことで、ユーザーが気づかないうちに不正エージェントを起動させる。企業セキュリティにおいて、AIツールのURLやパラメータの検証が新たな課題となっている。

MicrosoftがPowerPoint/BingでOpenAI画像モデルを置き換え

Bloombergの報道によると、MicrosoftはPowerPointやBingなどの製品で、従来使用していたOpenAIの画像生成モデルを別のモデルに置き換え始めた。これは、両社のパートナーシップに変化が生じている可能性を示唆する動きとして注目される。

MicrosoftはOpenAIの最大の出資元の一つであるが、一方で自社開発AIの強化も進めており、コスト削減や性能最適化の観点からモデル選択を見直しているとみられる。今後、両社の関係性がどう変化するかが関心を集めている。

Nvidiaが月面にGPUを送る計画

Nvidiaが宇宙向けGPUの開発・展開を進めており、月面にGPUを送る計画が明らかになった。TechCrunchが報じたこのニュースは、AI計算能力の需要が地球上にとどまらず、宇宙探索分野にも拡大していることを示している。

月面でのAI処理は、通信遅延の問題を解決し、探査機やローバーの自律性を高める意義がある。宇宙開発とAIの融合は新たなフロンティアとして期待される。

Metaが「人類滅亡の歌」に乗せたAI楽観主義広告を公開

Metaは新たな広告キャンペーンを開始し、AIの未来に前向きなメッセージを発信した。しかし、その広告に「人類の滅亡」を歌う楽曲を使用したことで、意図せざる皮肉として話題を呼んでいる。TechCrunchによると、同広告はAIに対する不安を和らげることを目的としていたが、選曲が批判を招く結果となった。

AI企業がパブリックイメージの構築に苦心する様子がうかがえる出来事といえる。

AMDが2兆ドル市場を狙い新製品を発表

Bloombergが報じたところによると、AMDはAIチップ市場での競争力強化を狙い、新たな製品群を発表した。同社はAI推論・学習向けのGPU・アクセラレータ市場が将来的に2兆ドル規模に成長する可能性を見込んでいる。

Nvidiaが圧倒的なシェアを持つAIチップ市場において、AMDの追い上げが今後どの程度シェア変動をもたらすかは未知数だが、選択肢の増加はユーザーにとってプラスとなる。