中国のOrca:アクションラベルなしでロボティクス任务をこなすワールドモデル
北京人工知能研究院(BAAI)が、新しいワールドモデル「Orca」を公開した。Orcaの特徴は、トークンやピクセルではなく「抽象的なワールドステート」を予測する点にある。
12万5,000時間の動画データをアクションラベル(操作の正解データ)なしで学習し、5つのロボティクスタスクにおいて特殊化されたπ0.5と同等の性能を達成したという。ロボティクス分野が直面している「実データ不足」の解決に向けた一歩として注目される。
「AIは読めない」フォント、Ghost Fontが話題
MixFontがリリースした「Ghost Font」は、人間には読めるがAI(OCR・テキスト認識)には読めないフォントとして、Hacker Newsで50ポイント・46コメントを集めている。
AIによる自動スクレイピングやデータ収集への対抗策として、コンテンツ保護の新しいアプローチとして関心を集めている。ウェブ上のテキストを人間には見せつつ、クローラーには読ませないという、AI時代の新たな「見え方の非対称性」を利用したアプローチは、今後のコンテンツ保護論議の一つの方向性を示している。
Microsoft、AIデータセンター拡大で排出量25%増
Microsoftの最新報告書によると、AIデータセンターの拡大により排出量が25%増加した。同社は以前カーボンオフセットクレジット(環境クレジット)を利用していたが、その方針を転換し、直接的な排出削減に注力する方針とみられる。
AIインフラの急拡大が環境負荷に直結する現実が、ビッグテックの財務報告という形で可視化された事例として重要だ。生成AIブームの陰のコストとして、今後の業界全体の課題になる可能性がある。
ノーベル賞化学者Omar Yaghi氏、清華大学のAI材料ラボへ
MOF(金属有機構造体)の開発で知られ、ノーベル化学賞を受賞したOmar Yaghi氏が、清華大学に移りAI材料科学ラボを率いることが報じられた。
AIを材料探索に活用する動きは加速しており、トップ科学者の中国大学への移籍は、AI研究の地理的バランスにも影響を与える可能性がある。
日本の技術検証:7つのAIモデルのコードレビュー精度を比較
Qiitaで、GLM・DeepSeekなど7つのAIモデルのコードレビュー性能を同一条件で比較した記事が公開された。3つのファイルを各モデルでレビューし、Codexで監査した結果、精度は52.1%から8%までの大きな開きがあったという。
「スペック表の数字ではなく、実在するバグをどれだけ見つけられるか」という実用的な観点での比較は、現場でのモデル選択に有益な参考データとなっている。