GLM-5.2が正式リリース — 753B・1Mコンテキスト・MITライセース

Z.ai(旧Zhipu AI)が最新フラッグシップモデル「GLM-5.2」をHugging Faceで公開した。パラメータ数は753B、コンテキスト長は1Mトークンを実現し、MITライセンスで完全オープンソースとして提供される。

注目すべきはベンチマーク結果だ。GLM-5.2はオープンウェイトモデルとして初めてTerminal-Benchで80%を超え(81.0%)、WebDew Arenaでは第2位を獲得した。コーディング分野ではSWE-bench Pro 62.1%、FrontierSWE(Dominance)74.4%を記録し、前世代のGLM-5.1から大幅に向上している。

アーキテクチャ面では「IndexShare」という手法を導入。1Mコンテキスト時のper-token FLOPsを2.9倍削減する。また、MTPレイヤーを改良し、スペキュレーティブデコーディングの受容長を最大20%向上させたという。

コミュニティの反応も活発で、RedditのLocalLLaMAでは「GLM-5.2が利用可能な全オープンモデルを上回る」との評価が出ている。HuggingChatでも既に利用可能となっている。

なお、6月13日にオープンウェイト公開の予告が報じられていたが、今回の正式リリースで詳細なベンチマーク結果と技術仕様が明らかになった形だ。

ChatGPTの市場シェアが初めて50%を下回る

TechCrunchの報道によると、ChatGPTのAIアシスタント市場におけるシェアが初めて50%を割り込んだ

ただし、ChatGPT自体のユーザー数は減っていない。月間アクティブユーザーは11億人を超え、依然として世界最大のAIアシスタントである。シェア低下の理由は競合の成長が速いからだ。

2位はGoogleのGeminiで月間6億6200万人、3位はAnthropicのClaudeで月間2億4500万人。特にGeminiの追い上げが顕著で、Android端末へのプリインストールやGoogleエコシステムとの統合が奏功しているとみられる。

AIアシスタント市場全体が拡大を続ける中で、ChatGPTの一強構造が少しずつ変化しつつあることを示す象徴的なデータポイントと言える。

Android 17リリース — Gemini機能を拡張

GoogleがAndroid 17Wear OS 7をリリースした。マルチタスク機能、ペアレンタルコントロール、セキュリティツール、スマートウォッチの機能強化が含まれる。

AI面では、Pixel Dropを通じてGoogleの最新AIモデルがPixelデバイスに配信される。ただし、Bloombergの報道によると、一部の主力AI機能は「今後数ヶ月以内」の提供となる見通しで、初回リリースには含まれないものもあるもようだ。

Android 17はまずPixelデバイスに展開され、順次他メーカーの端末にも提供される予定。

Mistralが7月に新モデルファミリーを予告

RedditのLocalLLaMAコミュニティで、Mistral AIが7月に新しいオープンウェイトモデルファミリーをリリースするとの情報が報じられた。詳細なスペックやライセンス形態は現時点では不明だが、GLM-5.2の登場でオープンソースLLM競争が激化する中、Mistralの次の手は注目される。

AWS、SageMaker AIでP-EAGLEスペキュレーティブデコーディングをサポート

AWS Machine Learning Blogにおいて、SageMaker AIで「P-EAGLE(Parallel-EAGLE)」を利用した推論高速化が可能になったことが発表された。

P-EAGLEは、従来のEAGLEのドラフトトークン生成を逐次処理から完全並列化へと進化させた手法。最大1.69倍のスループット向上をEAGLE-3に対して達成し、ベースライン(通常推論)に対しては最大約4倍の高速化を実現する。

SageMaker JumpStartでは、GPT-OSS-120B、GPT-OSS-20B、Qwen3-Coder-30B-A3B-Instruct、Gemma-4-31B-ITの4モデルでP-EAGLEが事前設定済みで、ワンクリックでデプロイ可能とのことだ。