OpenAI、AIエージェント基盤のOnaを買収――Codexに統合へ
OpenAIが6月11日、AIエージェント向けクラウドサービスを提供するスタートアップOnaの買収に合意したと発表した。買収額は非公開。OnaのチームはOpenAIのCodexプロジェクトに合流する予定で、同社のAIコーディングツール基盤を強化する狙いがある。
OpenAIによると、現在CodexのAIコーディングツールは週500万人以上が利用している。Onaが持つクラウド上でのエージェント実行・管理のノウハウは、Codexを単なるコード生成ツールから、より自律的な開発支援プラットフォームへと進化させる基盤になるとみられる。
Anthropic×DXC Technology:規制産業へのClaude展開を加速
AnthropicはDXC Technologyと複数年にわたるグローバル提携を発表した。DXCは世界最大級のITサービス企業で、銀行、航空、保険、製造、政府機関向けにミッションクリティカルなシステムを運用している。
今回の提携のポイントは、DXCがAnthropic Academyの認証を受けた数万人の「Forward-Deployed Engineers(FDE)」を育成し、顧客のシステム内に直接Claudeを組み込む点にある。対象分野は保険、レガシーシステムの近代化、サイバーセキュリティ、アプリケーションサービスの4領域。
注目すべきは、DXCが自社プラットフォーム「OASIS」の開発においてすでにClaudeを活用し、95%以上のコードをClaudeで生成したという実績だ。この自社での実証を経て、顧客環境への展開に踏み切るという慎重なアプローチは、規制産業でのAI導入における信頼性確保という観点で重要な意味を持つ。
SpaceXが史上最大のIPOへ、AIベンチャーSpaceXAIも始動
イーロン・マスク率いるSpaceXが、約750億ドル(約11兆円)のIPOを準備しており、上場時の時価総額は約1.8兆ドルになると報じられている。これはIPO史上最大の規模となる見込み。
一方、SpaceXのAI部門であるSpaceXAIは、フードデリバリーのGopuffと協業でパーソナルショッピングアシスタントを開発した。Gopuffの共同CEOは「競合より安価な価格でAIエージェントを提供できた」としており、SpaceXAIのエンタープライズAI分野への本格参入を示唆している。
BBVA、ChatGPT Enterpriseを10万人に展開
スペインの大手銀行BBVAは、ChatGPT Enterpriseを従業員10万人に展開し、OpenAIと提携してAIを活用した銀行業の変革を加速している。金融機関における生成AIの大規模導入事例として、業界全体のトレンドを示す事例と言える。
CoinbaseがAIエージェントアカウントをローンチ
暗号資産取引所のCoinbaseは、AIエージェントがユーザーに代わって取引や決済を行える「AIエージェントアカウント」をローンチした。AIエージェントが自ら金融取引を実行できる仕組みは、自律型AIエージェントの実用化における重要なマイルストーンと位置づけられる。
オープンソースLLM:Nex-N2 Pro 397B / Nex-N2 Mini 35Bリリース
Hugging Faceで、Qwen3.5をベースにしたファインチューニングモデル「Nex-N2 Pro 397B」と「Nex-N2 Mini 35B」がリリースされた。コミュニティでのベンチマーク結果は良好と報告されており、ローカルLLMの選択肢がさらに広がっている。