SK Hynix、AIメモリ不足解消へ向こう5年で生産能力を倍増
SK Hynixの会長チェ・テウォンは台北で記者団に対し、向こう5年間でメモリチップのウェハ生産能力を倍増する計画を明らかにした。AI産業に不可欠なメモリチップの世界的な供給不足は2030年まで続く可能性があり、SK Hynixは需要と供給のギャップを埋めるために投資を加速させる方針だ。投資額については明言しなかったが、HBM(広帯域メモリ)を中心とした需要急増に対応する大規模な拡張となる見込みだ。
LLMエージェント、セキュリティパッチは書くが脆弱性を残す——CVE-Bench研究
Pythonプロジェクト18件にまたがる20の実世界CVEを対象に、5つの最先端LLMモデルでセキュリティパッチ生成をテストした研究「CVE-Bench」が注目を集めている。3つのプロンプト条件で計300回の実行を行った結果、エージェントはメンテナ自身の修正に基づく隠しテストに合格しながらも、本質的な脆弱性を残すケースが確認された。90%パッチされた脆弱性は、依然として脆弱性であるという厳格な評価基準が適用されている。LLMをセキュリティ修正に頼る際の限界を浮き彫りにする重要な結果だ。
EUが米主導のチップ同盟「Pax Silica」への参加へ
EUが、中国のAI競争に対抗するため米国が主導するチップ同盟「Pax Silica」に参加する方向であることが報じられた。半導体サプライチェーンの再構築を狙うこの同盟は、AI競争の地政学的側面がさらに顕在化していることを示している。欧州の参加は、グローバルな半導体エコシステムの分断が進む可能性を示唆している。
MediaTekがAI人材の大量採用を発表、NVIDIA Spark PCチップも担当
台湾のチップメーカーMediaTekは、AI分野への本格進出に向けた大規模な採用強化を発表した。NVIDIAの新PC向けチップ「Spark」の搭載にも貢献している同社は、データセンター事業でも今後数年間の受注状況について楽観的な見通しを示している。AI時代の雇用減少懸念が高まる中、チップ業界ではむしろ人材獲得競争が激化している。
Qwen 3.6-35BがIntel Arc B70 Proで高速推論を達成
Qwen 3.6-35B-A3BモデルがIntel Arc B70 Proでプロンプト処理977 tk/s、262kコンテキストウィンドウという高速推論を実現したことがコミュニティで報告された。NVIDIA以外のGPU選択肢としてIntel Arcシリーズが実用的なパフォーマンスを示しつつあり、ローカルAI環境の選択肢が広がっている。
生成AIの回答は「口コミより信頼できる」——博報堂調査
博報堂の調査によると、買い物での生成AI活用率は全体の24.6%(約4人に1人)に達している。特に注目されるのは、生成AIの回答を口コミよりも信頼できると評価する消費者が現れ始めていることだ。情報検索行動におけるAIの位置づけが、補助的なツールから主体的な情報源へと移行しつつあることを示すデータと言える。