ZoomのAnthropic投資が約10億ドルの利益を生む

Zoom Communicationsが2023年初頭にAnthropicに出資した金額が、現在約12.7億ドルの価値に達したことが規制当局への提出書類で明らかになった。純利益は約10億ドルに上る。Anthropicは来週にも別の資金調達ラウンドを完了する見込みで、Zoomの持ち分価値はさらに上昇する可能性がある。

Anthropicの企業価値が急速に高まる中、初期段階で出資した企業にとっても大きなリターンとなっている。AIスタートアップへの戦略的投資が、投資元の企業価値そのものにも影響を与え始めている点が注目される。

NVIDIAが決算書からゲーミング収益区分を削除

NVIDIAが財務報告書から「ゲーミング」収益の区分を削除したことが話題になっている。同社の収益構造がデータセンター・AI向けに急激にシフトしており、かつて主力だったゲーミング向けGPU事業が相対的に重要性を低下させたことを象徴する動きだ。

RedditのLocalLLaMAコミュニティでも「AIファンブル(AI化の進展による事業構造の変化)がさらに進んだ」との声が上がっている。NVIDIAのAI半導体事業が全体の収益を牽引する構造がより明確になったと言える。

米半導体関税の継続検討、即時導入なし

米通商代表部(USTR)のジャミソン・グリアー氏が、輸入半導体への関税導入を引き続き検討していることを明らかにした。バージニア州でのMicron Technologyのメモリチップ工場拡張記念行事で発言したものの、「明日や来週という即時的な」関税導入の予定はないとした上で、業界との協議を継続する考えを示した。

国内チップ製造の振興を目的とした関税政策は、半導体サプライチェーン全体に影響を与える可能性があり、業界の動向が注目される。

Blackwell GPUでllama.cppがPDL対応、トークン生成が5〜10%高速化

llama.cppにNVIDIA Blackwell GPU向けの新機能「Programmatic Dependent Launch(PDL)」が実装された。PDLはカーネルの実行効率を高める技術で、対応GPU(Compute Capability 90以上、ADA世代を除く)で動作する。

RTX Pro 4500 Blackwell 32GBでのベンチマークでは、事前充填(pre-fill)にはほぼ影響がない一方、トークン生成(text generation)で平均5〜10%の性能向上が確認された。Qwen 3.6 35B-A3B UD-Q5_K_XLでは9.17%の高速化を記録している。

現状ではビルド時に-DGGML_CUDA_PDL=ONフラグを手動で有効にする必要があり、すべてのカーネルが対応しているわけではないが、Blackwellユーザーにとっては「無料のランチ」として試す価値がある。

Qwen3.6-35B-A3Bが8GB VRAMのRTX 3070 Tiで262Kコンテキストを実行

Redditユーザーが、Qwen3.6-35B-A3B(MoEモデル)を8GB VRAMのRTX 3070 Tiで262Kコンテキスト長で約30 tps(トークン/秒)で動作させる方法を報告した。MoEモデルの特性上、実行時に必要なのは約3.5Bパラメータのみであり、8GB VRAMでもアクティブ層(約3GB)、GPUバッファ(約2GB)、262KのKVキャッシュ(約2.56GB)を収容できる。

興味深いのは、Ubuntu Server環境に切り替えることでWindows 11と比較して約25%のtps向上(27→34 tps)を達成した点。OSのオーバーヘッドが推論性能に大きく影響することが実証された。512Kコンテキストにも対応可能で、極端なケースでは1Mコンテキストまで到達可能とのこと。

Virgin AtlanticがOpenAI Codexでモバイルアプリを刷新

OpenAIの公式事例として、Virgin AtlanticがCodexを使ってモバイルアプリの全面的な刷新を完了したことが発表された。年末年始の旅行繁忙期という確定的な期限の中で開発を進め、ユニットテストカバレッジほぼ100%とP1欠陥ゼロを達成した。

Codexが実際のエンタープライズ開発プロジェクトで実用的な成果を上げている事例として、AIコーディングツールの導入を検討する企業にとって参考になる。


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