Harkが7億ドル調達——「ユニバーサル」AIインターフェースの正体は?

ステルスモードで活動していたAIスタートアップHarkが、シリーズAで7億ドル(約1,050億円)を調達した。投資家はPluralやGeneral Catalystなどが含まれると報じられている。

同社が開発する「ユニバーサルAIインターフェース」の詳細はまだ公開されていないが、複数のアプリケーションやサービスを単一のAIインターフェースで統合する構想とみられる。7億ドルというシリーズAとしては異例の規模の資金調達は、AIの次世代UI/UX領域に対する投資家の期待の大きさを示している。

AIインターフェースの構想はGoogleやAppleなども追求している領域であり、Harkがどのような差別化を描くのか今後の公開が待たれる。

SAPがMistral AIと提携——レガシーソフトウェア移行にAI活用

SAPがフランスのAI企業Mistral AIと提携し、顧客のレガシーソフトウェア移行を支援する取り組みを発表した。

フラッグシップユースケースとして、スイス連邦鉄道(SBB)向けに3万人の従業員が利用する多言語RAGチャットボットを展開。社内ドキュメントから情報を引き出し、回答できない質問は人間の専門家に引き継ぐ仕組みだ。AIはヨーロッパのSAPインフラ上で動作し、データが国境を越えることはないという。

ただし、SAPユーザーグループは限られたクラウド導入と複雑なライセンス体系が依然として実質的な障壁だと指摘しており、大部分の顧客はまだAIの試験導入段階にとどまっている。

米政府が量子コンピューティング9社に20億ドルの資本参加

米政府が9つの量子コンピューティング企業に計20億ドル(約3,000億円)のエクイティステークを取得することが明らかになった。政府が特定の技術セクターに直接出資するのは異例の措置。

量子コンピューティングはAIの計算能力を飛躍的に向上させる可能性があり、米国の技術競争力維持に不可欠な領域と位置づけられている。IBMなどがすでに量子ファウンドリの建設を進める中、政府による大規模な資本投入は量子コンピューティング産業の育成を加速させる狙いがある。

Nvidiaジェンスン・フアンCEOが中国市場でのHuawei台頭を認める

Nvidiaのジェンスン・フアンCEOが「中国のAIチップ市場は大半をHuaweiに譲った」と述べ、米中対立が半導体ビジネスに与える影響を率直に認めた。

米国は2022年以降、中国向けの高性能AIチップ輸出を規制しており、その結果としてHuaweiの昇騻(Ascend)シリーズが中国市場でシェアを拡大。Nvidiaは規制に対応した特仕版チップを投入しているが、性能面での制約からHuaweiに対抗しきれていない状況が浮き彫りになった。

Anthropicの「Code with Claude」がコーディングの未来を披露

MIT Technology Reviewが報じたAnthropicのデモイベント「Code with Claude」で、AIによるコーディングの未来像が示された。

自律的なコーディングエージェントが複雑なタスクを遂行する様子が公開され、人間のプログラマーとAIの協働が新たな段階に入ったことを印象付けた。一方で、AIによるコード生成の信頼性や、開発者の役割の変化に対する懸念の声も上がっており、業界全体で議論が続いている。