MicrosoftがClaude Codeライセンスを取り消し、Copilot CLIへ回帰

Microsoftが社内の数千人の開発者に付与していたAnthropic製コーディングエージェント「Claude Code」のライセンスを一斉に取り消したことが報じられた。同社は自社製品であるGitHub Copilot CLIへの移行を促しており、外部ツールへの依存を減らす方針が鮮明になった形だ。

開発者の間では「ツールの選択肢が狭まる」との声も上がっており、生産性向上のために最適なツールを使いたい現場と、エコシステムの囲い込みを進めるプラットフォーマーの間に温度差が見える。

arXiv、AI生成論文への規制をさらに強化

プレプリントサーバーのarXivが、AI生成コンテンツに対する規則をさらに厳格化した。論文の品質管理という本来の目的から逸脱するAI利用に対してペナルティを強める方針で、チェックなしのAI生成テキストが混入するケースが後を絶たないことが背景にある。

AI研究論文の品質低下はThe Vergeでも取り上げられており、「AI論文は良くなっているが、それが科学者にとって大きな問題になっている」という皮肉な状況が指摘されている。査読システムがAI生成コンテンツに追いついていないという構造的な課題が浮き彫りになっている。

動画生成AIのRunwayが日本へ本格進出──60億円超投資

米Runwayは5月14日、日本市場への本格参入を発表した。CEOは「日本は世界で最も洗練されたクリエイティブ産業を持つ」と述べ、60億円超の投資を行うとしている。動画生成AIの商利用が本格化する中、コンテンツ制作の現場への影響が注目される。

CerebrasのIPO価格が倍増──AIチップ需要は「投機ではない」

AIチップベンチャーのCerebrasがIPO価格を当初の2倍に引き上げた。CEOは「AIチップへの需要は投機的なものではない」と強調しており、実需ベースでデータセンター向けAI半導体の需要が確実に伸びているとの見方を示している。

IPO市場におけるAI関連銘柄の評価が高まっており、NVIDIA一強の構図に変化が起きる可能性もある。

Google AI Overviewsがメディアのヘルス分野トラフィックを直撃

GoogleのAI検索機能「AI Overviews」が、特にヘルスケア分野のメディアトラフィックに大きな打撃を与えているとの調査結果が報じられた。ユーザーが検索結果画面上でAI生成の回答を得られるため、元記事へのアクセスが減少。メディア側の収益モデルへの影響が懸念されている。

Metaが従業員のマウス操作・キーストロークをAI学習に活用か

Metaが従業員のマウスの動きやキーストロークを記録し、AIの学習データとして活用する計画が明らかになった。従業員の監視に対するプライバシー懸念が高まっており、企業内データ活用の境界線が改めて問われている。

キオクシアが過去最高の決算──売上1兆円、純利益2990%増

キオクシアホールディングスが2026年1〜3月期で売上収益1兆29億円、純利益2990%増を記録した。太田裕雄社長は「記録的な増収増益」と評価しており、AI需要によるデータストレージ向けNANDフラッシュの需要急増が背景にある。AI半導体だけでなく、データ蓄積インフラも恩恵を受けていることが分かる。