Claude Opus 4.7が一般提供開始
Anthropicは4月16日、最新フラッグシップモデル「Claude Opus 4.7」の一般提供を開始した。Opus 4.6から推論能力と指示追従の精度が大幅に改善されており、複雑なタスクでの性能向上が特に顕著という。
翌4月17日には、Anthropic Labsから新製品「Claude Design」も発表された。Claudeと協働してデザイン作業を進められるツールで、Anthropicの製品領域がクリエイティブ作業支援へと広がりを見せている。
OpenAIとMicrosoft、提携契約を改訂
OpenAIが筆頭株主のMicrosoftとの間でパートナーシップ契約を改訂した。新たな合意により、OpenAIはAmazon Web Services(AWS)上で自社製品を販売できるようになる。一方でMicrosoftは収益分配契約によりより多くのキャッシュを得る。この合意はOpenAIの500億ドル規模のAmazon取引に向けた法的障害を取り除くものだ。
両社の関係が従来の排他的パートナーシップから柔軟な形へと移行しつつあることを示唆する重要な転換点と言える。
Ineffable Intelligenceが11億ドル調達
DeepMindの元研究員David Silver氏が設立した英国のAIラボ、Ineffable Intelligenceが、設立わずか数ヶ月で11億ドル(約1,650億円)の資金調達を完了した。評価額は51億ドルに達している。
同社の目標は人間のデータに依存せずに学習するAIの構築だ。Silver氏はAlphaGoやAlphaZeroの自己対局学習で知られ、強化学習による自律的学習が次世代AIの鍵になるとの期待が投資家を集めたとみられる。
中国がMetaのManus買収を阻止
中国当局は、MetaによるAIエージェント企業Manusの約20億ドル(約3,000億円)買収を数ヶ月にわたる調査の後に阻止した。Metaには買収の取り消しが命じられ、Zuckerberg CEOのAIエージェント分野への進出にとって後退となる可能性がある。
AI技術を巡る地政学的緊張が高まる中、中国独自の規制判断が米国企業の戦略に直接的な影響を与えた。
AnthropicとAmazonが最大5GWのコンピューティング契約
Anthropicは4月20日、Amazonとの提携を拡大し、最大5ギガワットのコンピューティングリソースを確保する新契約を締結した。AIモデルの訓練・推論に必要な計算資源の確保が各社の競争ポイントになる中、大型のインフラ投資として意義がある。
一方でAnthropicは4月6日にGoogleおよびBroadcomとの次世代TPUパートナーシップも発表しており、複数のクラウドプロバイダーと連携する分散型のインフラ戦略を取っている。
また4月24日には、NECとの協業で日本最大級のAIネイティブエンジニアリング組織を構築することも発表された。日本市場での展開が本格化する見通しだ。
OpenAIのスマートフォン開発の噂
産業アナリストの郭明錤(Ming-Chi Kuo)氏のノートによると、OpenAIがMediaTek、Qualcomm、Luxshareと協力してスマートフォンの開発を進めている可能性があるという。従来のアプリをAIエージェントで置き換えるアプローチが構想されているとされる。ただし現時点では公式発表はなく、詳細は不明な点が多い。