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Honyac 使い方ガイド

Honyac の初回設定から、Ollama・OpenAI 互換 API の接続、翻訳レベル、辞書・読み上げ・履歴の使い方までを詳しく解説するガイドです。

初回設定

  1. 1 アプリを配置
  2. 2 起動して設定を開く
  3. 3 接続方式を選ぶ
  4. 4 モデルを選ぶ

要件

  • macOS 14 以降

セットアップ手順

  1. Honyac アプリ(Honyac.app)を /Applications フォルダに配置します
  2. アプリを起動すると、メニューバーに翻訳アイコンが表示されます
  3. メニューから「設定…」を開きます
  4. 接続方式(Ollama または OpenAI 互換 API)を選び、翻訳用モデルと文法解説用モデルを設定します

macOS のサービスとして右クリック翻訳を登録するため、Honyac.app は Applications フォルダに置いてください。

Ollama の接続

Ollama は標準サポートの接続方式です。既定で http://127.0.0.1:11434 に接続します。

手順

  1. 設定画面の接続方式で「Ollama」を選びます
  2. 「モデルを取得」を押すと、Ollama にインストール済みのモデル一覧から選べます
  3. 翻訳用モデルと文法解説用モデルをそれぞれ選びます
  4. 接続テストで接続を確認します

Ollama では、翻訳・解説の処理後にモデルを自動アンロード(keep_alive: 0)するため、使わないときにメモリを占有し続けません。

OpenAI 互換 API の接続

OpenAI 互換のチャットAPIを提供するサービスなら、多くのものを接続先に利用できます。

利用できるサービスの例

サービス 備考
OpenClaw(VPS) サービス側のモデルエイリアスを利用できる場合があります
Hermes Agent OpenAI 互換 API を提供
Open WebUI ローカルで動く UI/API サーバー
LiteLLM 複数のバックエンドを OpenAI 互換にまとめるプロキシ
LM Studio ローカル LLM の実行環境
vLLM 高速な推論サーバー

設定方法

  1. 接続方式で「OpenAI 互換 API」を選びます
  2. API ベースURL・API キーを入力します
  3. 翻訳用モデル・文法解説用モデルにモデル名を指定します。実モデル名だけでなく、OpenClaw のようなサービス側のエイリアスも利用できる場合があります
  4. 「接続テスト」で URL・認証・モデル名を確認してから使います

設定(ベースURL・APIキー・モデル)には名前を付けられて、複数を保存できます。保存した接続先はポップアップで切り替え・削除できます。

セキュリティ上の注意

  • HTTPS と認証を有効にしてください
  • API ポートを無認証で公開しないでください

通信先とプライバシーはユーザーの接続設定に依存します。サービスの設定手順はそれぞれの公式ドキュメントを参照してください。

モデルの選び方

Honyac では、翻訳用モデルと文法解説用モデルを別々に設定できます。

2つの役割

  • 翻訳用モデル — 翻訳ボタンを押したときだけ呼び出されます
  • 文法解説用モデル — 「文法を解説」ボタンと質問チャットで呼び出されます

選び方の例

  • 翻訳には素早く回答できる軽めのモデル、解説には丁寧な説明が得意なモデルを組み合わせる
  • はじめは両方に同じモデルを設定し、使い分けてみたくなったら変更する

2つの役割に同じモデルを設定することも可能です。モデルや接続先はユーザーが管理し、クラウドAPIキーは必須ではありません。

翻訳レベルと解説の内容

翻訳レベル(5段階)

翻訳の仕上がりを次の5段階から選択します。

  1. 意訳(読みやすさ優先)
  2. やや意訳
  3. 標準(バランス)
  4. 忠実(ニュアンス重視)
  5. 厳格(直訳)

どの段階でも、ドラフト+忠実性レビューの2段階翻訳により、意図しない省略や脚色を防ぎます。

解説の内容(3択)

「文法を解説」で表示する内容を、次の3つから選択します。

  • 文法のみ
  • 文法+重要単語・表現
  • 文法+重要単語・表現+類似例題(重要文法を使った類似英文2つと、その訳・解説付き)

辞書・読み上げ・履歴

辞書による単語の即時翻訳

編集不要のオフライン辞書(JMdict、CC BY-SA 4.0)をアプリに同梱しています。

  • 日本語の単語(「モーニング」「食べる」など)を入力すると、英語の訳語候補を瞬時に表示(LLM待ちなし・通信なし)
  • 英語の単語(morning など)も逆引きで、日本語の訳語候補を瞬時に表示
  • 単語のときは「意味」も表示 — カタカナ語は元の英語と日本語での用法の違い・和製英語かどうか、英語の単語は主な意味・語法・日本語とのニュアンスの違い
  • 辞書にない語や文章は、これまでどおりLLMが翻訳します

英語の読み上げ

翻訳結果(英語)や入力した英語を、macOS 標準の音声でワンクリック読み上げ。再生中はもう一度クリックで停止します。

翻訳履歴

  • 翻訳・辞書の意味・解説・質問チャットまで自動記録(最大50件)
  • 重要な翻訳はピン留めして保存でき、件数の上限から保護。ピン留めした履歴は一覧で別枠表示
  • 翻訳結果画面からも直接保存できる
  • 保存以外をまとめて消去、設定からの完全削除も可能

入力とウィンドウの設定

翻訳の送信キー

⌘+Enter/Enter から選択できます。「Enter」選択時も、日本語入力の変換確定 Enter では誤送信しません。

ウィンドウを開いたままにする

ほかのアプリにフォーカスを移っても Honyac のウィンドウを閉じないようにできる設定です。翻訳結果を見ながら作業したいときに便利です。

解説言語の設定

文法解説の表示言語は設定で変更できます。

  • 初期値は macOS のシステム言語です
  • 日本語を選ぶと、文法・単語の解説が日本語で表示されます
  • 質問チャットの回答も、設定した解説言語で返ってきます

ショートカットの変更と競合

グローバルショートカットは、設定画面から好きなキーの組み合わせへ変更できます。

仕様

  • 初期値は ⌥⌘H です
  • ⌘・⌥・⌃ を含む組み合わせを登録できます
  • 他のアプリや macOS で使用中の組み合わせは、競合として検出されます
  • 登録に失敗した場合は、以前のショートカットが維持されます
  • 設定画面で、現在のショートカットと登録結果を確認できます

ブラウザの右クリック翻訳

  1. 1 文章を選択
  2. 2 右クリック → サービス
  3. 3 Honyacで翻訳

Safari や Chrome などで文章を選択し、右クリックから「サービス」→「Honyacで翻訳」を選ぶと、Honyac が開いて選択文を翻訳します。

表示されない場合

  1. Honyac.app が Applications フォルダにあることを確認します
  2. Honyac とブラウザを一度終了して、再起動します
  3. macOS の「システム設定 → キーボード → キーボードショートカット → サービス」で有効状態を確認します

接続テスト

OpenAI 互換 API の設定画面には「接続テスト」があります。

入力したベースURL・認証・モデル名が正しく機能するかを確認できます。新しい接続先を追加したときや、モデル名を変更したときにまず試してみてください。

プライバシー上の注意

  • 翻訳処理は、接続先として設定した LLM に対して行われます
  • Ollama などのローカル構成では、文章を外部クラウドへ送信せずに利用できます
  • 辞書引きはオフラインで完結します(通信は発生しません)
  • OpenAI 互換 API を使う場合は、HTTPS と認証を有効にし、API ポートを無認証で公開しないでください
  • 使用するモデル・接続先はユーザーが選択できます
  • 実際の通信範囲は、ユーザーの接続設定に依存します

FAQ

対応OSを教えてください

macOS 14 以降に対応しています。

Ollama がなくても使えますか

はい。OpenAI 互換 API を利用するローカル環境(LM Studio、Open WebUI、vLLM など)や、OpenClaw のような VPS 上のサービスでも利用できます。接続先は名前を付けて複数保存し、切り替えられます。

翻訳の仕上がりは調整できますか

意訳(読みやすさ優先)から厳格(直訳)まで5段階から選択できます。どの段階でも、ドラフト+忠実性レビューの2段階翻訳により意図しない省略や脚色を防ぎます。

辞書はオフラインで使えますか

はい。アプリ同梱のオフライン辞書(JMdict、CC BY-SA 4.0)を使うため、単語の訳語候補と意味は通信なしで瞬時に表示されます。

翻訳用モデルと文法解説用モデルを個別に選べますか

選べます。設定画面の登録済みモデルから個別に選択できます。2つの役割に同じモデルを設定することも可能です。

ショートカットが他のアプリと競合した場合はどうなりますか

競合として検出され、登録に失敗した場合は以前のショートカットが維持されます。設定画面で確認できます。

解説言語を変更できますか

できます。初期値は macOS のシステム言語で、設定から変更できます。

複数言語対応の予定はありますか

初期リリースでは日本語 ⇄ 英語に対応しています。複数言語への対応は、将来の有料アクティベーション機能(Pro)として予定しています。