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Combox 使い方ガイド

Combox のインストールから各機能の使い方までを詳しく解説するガイドです。

インストール

要件

  • macOS 13.0 以降
  • Combox トラックボールデバイス

インストール手順

  1. Combox アプリ(Combox.app)を /Applications フォルダに配置します
  2. アプリを起動します
  3. メニューバーに Combox アイコンが表示されます

初回設定(権限の許可)

Combox を使用するには、以下のシステム権限が必要です。

アクセシビリティ権限

入力イベントの監視とシミュレーションに使用します。

  1. アプリ初回起動時に権限要求ダイアログが表示されます
  2. 「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「アクセシビリティ」を開きます
  3. Combox を有効にします

入力監視権限

トラックボールからの生の入力をキャプチャするために使用します。

  1. アプリ初回起動時に権限要求ダイアログが表示されます
  2. 「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「入力監視」を開きます
  3. Combox を有効にします

注意: 権限を変更した後は、アプリの再起動が必要な場合があります。

設定画面の構成

メニューバーから「設定を開く...」を選ぶと、サイドバー形式の設定ウィンドウが開きます。

項目 説明
一般 アプリ全体の基本設定
ポインター カーソルの動きに関する設定
スクロール スクロールの動作に関する設定
ボタン 物理ボタンの割り当て設定
コンボ ボタン同時押しの設定
アプリ アプリケーション別のプロファイル設定
バックアップ 設定の書き出し・読み込み
情報 バージョン情報・デバッグ情報

一般設定

設定項目 説明 デフォルト
アプリを有効にする Combox の動作を ON/OFF します ON
ログイン時に起動 ログイン時に自動起動します OFF
言語 表示言語を「システムに合わせる」「日本語」「English」から選択 システムに合わせる
詳細ログを有効化 デバッグ用の詳細ログを記録します OFF
ダイアログにカーソルを移動 ダイアログ表示時に自動でカーソルをデフォルトボタンへ移動 ON

ポインター設定

トラックボールのカーソル操作を調整します。

設定項目 説明 範囲 デフォルト
速度倍率 ポインターの基本速度 0.05x 〜 5.0x 1.0x
加速を有効にする 速度に応じた加速を ON/OFF ON
加速の強さ 加速の度合い 0.0 〜 20.0 2.0
X軸の反転 左右の移動方向を反転 OFF
Y軸の反転 上下の移動方向を反転 OFF
ドラッグ閾値 ドラッグと判定する移動量 1 〜 20 px 5 px

修飾キーごとの速度設定

Command / Option / Shift / Control の各キーを押している間のポインター速度を個別に設定できます。精密な操作が必要な場面で速度を落としたり、広い画面を素早く移動したりする用途に便利です。

軸ロック

特定の修飾キーを押している間、ポインターの移動を水平方向または垂直方向のみに制限できます。

スクロール設定

設定項目 説明 範囲 デフォルト
速度倍率 スクロール速度 0.1x 〜 5.0x 1.0x
慣性スクロール スクロールの慣性を有効/無効 ON
方向を反転 スクロール方向を反転 OFF
スクロールモード 「縦」「横」「自動」から選択
加速を有効にする スクロール加速を ON/OFF ON
加速の強さ 加速の度合い 0.5 〜 50.0 2.0

Cmd+スクロールでディスプレイズーム

Command キーを押しながらスクロールすると、macOS のディスプレイズーム機能をトリガーできます。

ボタン設定

Combox トラックボールの4つの物理ボタンそれぞれにアクションを割り当てます。

ボタン配置

[左上]  [右上]
[左下]  [右下]

各ボタンの設定項目

設定項目 説明
単押しアクション ボタンを短く押したときの動作
長押しアクション ボタンを長押ししたときの動作
応答タイミング 「即時応答」または「離し時応答」

応答タイミングについて

  • 即時応答 — ボタンを押した瞬間にアクションを実行します。ドラッグ検出との組み合わせでは使用できません
  • 離し時応答 — ボタンを離したときにアクションを実行します。長押しやドラッグとの判定を正確に行えます

選択可能なアクション

アクション 説明
なし 何もしない
左クリック 標準の左クリック
右クリック コンテキストメニューを表示
中クリック ホイールクリック
マウスの戻る ブラウザ等の「戻る」に対応
マウスの進む ブラウザ等の「進む」に対応
Mission Control macOS の Mission Control を起動
Launchpad Launchpad を開く
キーボードショートカット ⌘C や ⌘V などのショートカットを登録
キー入力 単体キーの入力を送信
アプリ起動 指定したアプリケーションを起動
スクロール スクロール動作を実行
スクロール方向変更 スクロールの向きを一時的に変更

キーボードショートカットの登録

  1. アクションとして「キーボードショートカット」を選択します
  2. ショートカット録画モードになります
  3. 登録したいキーの組み合わせ(例:⌘+C)を押します
  4. ショートカットが登録されます

アプリ起動の設定

  1. アクションとして「アプリ起動」を選択します
  2. アプリケーション選択画面が表示されます
  3. 起動したいアプリケーションを選択します

コンボ設定

2つのボタンを組み合わせた「コンボ操作」を定義できます。

コンボの仕組み

  • 順序付きコンボ — 指定した順番でボタンを押すことで発動(例:左下 → 右上)
  • コンボ認識時間 — 2つのボタン押下がコンボとして認識される時間を調整(200〜500ms、デフォルト300ms)

コンボの作成手順

  1. 設定画面の「コンボ」タブを開きます
  2. 「+」ボタンを押して新しいコンボを追加します
  3. コンボを構成する2つのボタンを選択します
  4. コンボ発動時のアクションを設定します
  5. コンボの有効/無効を切り替えます

コンボ認識の優先度

複数の操作が競合する場合、以下の優先度で処理されます:

  1. ドラッグ (最優先)
  2. コンボ
  3. 長押し
  4. 単押し

アプリプロファイル

使用するアプリケーションごとに、異なるボタン割り当てやポインター・スクロール設定を適用できます。

プロファイルの仕組み

  • 前面にあるアプリケーションが変わると、自動的に対応するプロファイルが適用されます
  • プロファイルでは以下の設定を個別に上書きできます:
    • ポインター設定
    • スクロール設定
    • ボタン割り当て
    • コンボ設定

プロファイルの作成手順

  1. 設定画面の「アプリ」タブを開きます
  2. 「+」ボタンを押して新しいプロファイルを追加します
  3. 対象アプリケーションを選択します
  4. 上書きしたい設定を構成します
  5. プロファイルの有効/無効を切り替えます

使用例

  • ブラウザ:ボタンに「戻る」「進む」を割り当て
  • Figma / Photoshop:中クリックに「ハンドツール」のショートカットを割り当て
  • Xcode:コンボにビルドショートカット(⌘B)を割り当て

バックアップと復元

設定の書き出し

  1. 設定画面の「バックアップ」タブを開きます
  2. 「書き出し」ボタンを押します
  3. 保存先を選択すると、JSON ファイルとして設定が保存されます

書き出し内容には以下が含まれます:

  • すべてのアプリ設定
  • ボタン割り当て
  • コンボ設定
  • ポインター・スクロール設定
  • アプリプロファイル
  • メタ情報(書き出し日時、アプリバージョン、デバイス情報)

設定の読み込み

  1. 設定画面の「バックアップ」タブを開きます
  2. 「読み込み」ボタンを押します
  3. 書き出した JSON ファイルを選択します
  4. 読み込み時にバリデーションが行われます
  5. 問題がなければ設定が反映されます

注意: 読み込みを実行すると、現在の設定が上書きされます。必要に応じて事前にバックアップを取ってください。

情報タブ(デバッグ・バージョン情報)

設定画面の「情報」タブでは、アプリの動作状況を確認できます。

確認できる情報

  • アプリバージョン
  • デバイスの接続状態
  • 権限の状態(アクセシビリティ / 入力監視)
  • リアルタイムデバッグログ — 入力イベントの処理状況をリアルタイムで表示

デバッグログの活用

ボタンが反応しない場合や、意図しないアクションが実行される場合、デバッグログを確認することで原因を特定できることがあります。

トラブルシューティング

ボタンが反応しない

  1. メニューバーのアイコンから「アプリを有効にする」が選択されていることを確認
  2. システム設定の「アクセシビリティ」と「入力監視」で Combox が有効になっていることを確認
  3. トラックボールデバイスが正しく接続されていることを確認

アクションが正しく実行されない

  1. アクセシビリティ権限が許可されていることを確認
  2. 設定画面でボタン割り当てが正しく設定されていることを確認
  3. 情報タブのデバッグログで入力イベントが正しく処理されていることを確認

アプリのプロファイルが切り替わらない

  1. 対象アプリケーションが前面に表示されていることを確認
  2. プロファイルが有効になっていることを確認
  3. 対象アプリケーション名が正しく設定されていることを確認

診断情報の収集

問題が解決しない場合、メニューバーから「診断情報を書き出し…」を選択して診断 ZIP ファイルを作成し、サポートに提供してください。診断情報には以下が含まれます:

  • アプリ情報
  • 設定のスナップショット
  • 実行時のステータス
  • 直近のイベントログ
  • ログファイル