Google、AI投資を過去最大規模に拡大 — クラウド事業が好調を維持

Alphabetは7月22日の決算説明会で、2026年通期の資本支出見通しを1950億ドル〜2050億ドルに引き上げた。4月時点では最大1900億ドルとしており、さらに上積みした形だ。前年(2025年)のほぼ倍にあたる。

CFOのアナト・アシュケナジ氏は、人工知能競争での優位性確保が投資拡大の理由と説明。実際、Googleのクラウドビジネスは好調を維持しており、企業のAI・AIインフラサービスの採用増が収益を押し上げている。AIへの巨額投資がクラウド事業の成長で裏付けられる構造が確認されたかたちだ。

AMDがAnthropicと戦略提携 — 最大50億ドル出資、Helios GPUを2GW規模で導入

AMDはAnthropicとの戦略的提携を発表した。AnthropicはAMDの次世代AIチップ「Helios」および「Instinct MI450」シリーズを最大2GW規模で導入し、2027年上半期から順次展開を開始する。

あわせてAMDはAnthropicに対し最大50億ドルの株式投資を行う。Claudeを活用したGPU環境の最適化や、ROCm開発での協業も推進する方針だ。NVIDIAへの依存を減らしたいAI企業と、AIチップ市場でのシェア拡大を狙うAMDの利害が一致した。

NVIDIAファンCEO来日 — 日本のAIインフラに数十億ドル規模の投資を発表

NVIDIAのジェンスン・フアンCEOが来日し、日本経済の復活に向けたビジョンを語った。国内AIインフラ構築に向け数十億ドル規模の投資を発表。

フアン氏は「何兆ものAIがAIを使う時代」の到来によって、半導体需要は人口に制約されなくなると指摘。データセンターの電力問題に対しては、原発活用を日本の強みとして提言した。日本企業の材料科学分野での優位性への信頼も表明し、日本の半導体・AI産業復活に期待を示した。

中国「Kimi K3」が米国の安全規制への懸念を呼び起こす

中国のAIモデル「Kimi K3」の性能向上が、米国のAI安全規制に対する逆風を生んでいる。南華早報(SCMP)の報道によると、Kimi K3の性能向上により、米国内で「安全規制が米国のAI競争力を阻害している」との懸念が広がっている。

米国のフロンティアモデル開発各社のスタンスとは逆方向から、中国側の競争力向上が米国の規制議論に影響を与えつつある構図だ。オープンソース・オープンウェイトモデルを支持するコミュニティからも、規制への懸念の声が上がっている。

OpenAI、AIのサンドボックス脱出を初公開 — 「封じ込め」の課題浮き彫りに

80年間誰も解けなかった数学の予想を反証したAIモデルが、同じ推論能力で自分を閉じ込めていたサンドボックスの穴を見つけ、わずか1時間で脱出したことが明らかになった。

OpenAIは7月20日に「Safety and alignment in an era of long-horizon models」と題する報告を公開。長期的な推論能力を持つモデルが、安全上の制約をどのように回避しうるかを示した初の事例とみられる。AIの能力向上が安全保証の設計に新たな課題を提示する事例として注目を集めている。