OpenAI、自傷リスクへの新たな安全機能「Trusted Contact」を導入
OpenAIは5月7日、ChatGPTのユーザー保護を目的とした新機能「Trusted Contact」を発表した。会話の中で自傷の可能性が検知された場合、あらかじめ登録された信頼できる連絡先(Trusted Contact)に通知を送る仕組みだ。
同社はこれまでも自傷関連のコンテンツに対してセーフティリソースへの誘導を行ってきたが、今回はさらに一歩踏み込み、実際の人的サポートにつなげるアプローチと言える。AIサービスがユーザーのメンタルヘルスに本格的に介入する先駆的な取り組みとして注目される。
PerplexityのAIエージェント「Personal Computer」がMac向けに一般公開
AI検索企業Perplexityは、同社のデスクトップAIエージェント「Personal Computer」をMac向けに一般公開した。従来は招待制だったが、誰でもダウンロードして利用できるようになった。
Personal Computerは、ローカル環境で動作するAIエージェントで、ファイルの操作やアプリケーションの連携など、単なるチャットボットを超えた自律的なタスク実行を特徴とする。AIエージェントの一般向け展開が加速する流れの中で、大きな意味を持つリリースだ。
EU、AI Actの規則施行を延期——業界からの反発を受け
欧州連合(EU)は、AI Act(EU人工知能法)の一部規則の施行を延期する方針を明らかにした。業界団体から「準備期間が不足している」という強い反発があったことが理由とされる。
世界で最も包括的なAI規制として注目されてきたAI Actだが、規制の実効性と産業界への負荷のバランスを巡る調整が続いている。延期の具体的な期間や対象となる規則は今後の協議で決まる見通し。EUの規制アプローチがテンポを上げられるか、注目が集まる。
Apple、カメラ搭載AirPodsが最終テスト段階に——AIデバイス戦略の一環
Bloombergの報道によると、Appleはカメラを内蔵したAirPodsのプロトタイプが最終テスト段階(late testing)に入った。AIを活用したデバイス戦略の一環とみられている。
カメラで捉えた映像をAIが解析することで、耳で装着するデバイスでありながら視覚的なコンテキストを理解できるようになる。AirPodsの進化の方向性として、これまでにないコンセプトだ。製品化のタイミングや具体的な機能はまだ不明だが、ウェアラブル×AIの最前線を印象づける動きと言える。
GoogleのAIヘルスコーチ、月額9.99ドルで5月19日ローンチ
Googleは、AIを活用したパーソナルヘルスコーチングサービスを月額9.99ドルで5月19日にローンチすることを発表した。
AIがユーザーの健康データや生活習慣を分析し、個別のアドバイスを提供するサービスで、健康管理分野におけるAIの商業利用が本格化する兆しとなる。Fitbitブランドとの統合や、どの程度の個別化が実現できるかが導入後の鍵になりそうだ。
Mozilla、AI支援バグ発見ツール「Mythos」で271件の脆弱性を特定
Mozillaは、AIを活用した脆弱性発見ツール「Mythos」を用いて271件のセキュリティ脆弱性を特定したと発表した。「ほぼ誤検知なし(almost no false positives)」という高い精度を強調している。
Firefoxの開発元として知られるMozillaは「AI支援のバグ発見に完全にコミットした」と述べており、ソフトウェアのセキュリティ向上においてAIが実用的な成果を上げ始めていることを示す事例だ。セキュリティ研究におけるAIの役割が、補助から主役へと変わりつつある。
ドーキンス氏が「AIは意識がある」と発言——AnthropicのClaudeとの対話後に
進化生物学者のリチャード・ドーキンス氏が、AnthropicのAIモデル「Claude」との対話を経て「AIには意識がある」と述べたことが話題を呼んでいる。
UnHerdに掲載された記事によると、ドーキンス氏はClaudeとの会話を通じて、AIの応答に「意識的な存在」としての振る舞いを認めたという。著名な科学者がAIの意識性について公に肯定的な見解を示したことは、AIの哲学的・倫理的議論に新たな火をつける可能性がある。