OpenAI共同創業者Brockman氏、連邦裁判で300億ドル持分を擁護

OpenAIの共同創業者兼社長Greg Brockman氏が5月4日、Musk対Altman裁判の連邦裁判所で証言に立った。WIREDの報道によると、Brockman氏は自身がOpenAIの最大級の個人ステークホルダーであることを明らかにし、その持分は約300億ドルに上るとした。証言では「血と汗と涙」を注いできたと述べ、同社の非営利から営利への転換をめぐる論争の中で、自身の立場を擁護した。

この裁判は、Elon Musk氏がOpenAIの当初の非営利ミッションから逸脱したとしてSam Altman CEOらを訴えたもの。AI業界のガバナンスと方向性をめぐる構図が、法廷で直接語られる重要な場面となっている。

ホワイトハウス、AIモデルの公開前審査を検討か

Forbesが報じたところによると、ホワイトハウスは新しいAIモデルが一般公開される前に事前審査を行う枠組みの検討を進めているという。詳細は現時点で流動的だが、AIの安全性と社会的影響を事前に評価する仕組みが具体的に議論され始めていることは注目に値する。

AI開発のスピードが加速する中、各国政府が規制のあり方を模索しており、米国がどのような形で実装に移るかが今後の焦点となる。

AnthropicとFIS、金融犯罪対策のAIエージェントを共同構築

Wall Street Journalの報道によると、Anthropicと金融サービス企業FISが提携し、銀行が金融犯罪を監視・検出するためのAIエージェントを開発することが発表された。このエージェントは、マネーロンダリングや詐欺取引の検知を支援することを目的としている。

AIの金融分野への本格適用は加速しており、特にセキュリティとコンプライアンスの領域での実用化が進んでいる。Anthropicがエンタープライズ向けAIエージェント市場に本腰を入れていることを示す動向としても重要だ。

AWS、AIエージェントの品質管理ツール「AgentCore Optimization」をプレビュー公開

AWSは、Amazon Bedrock AgentCoreの新機能として「AgentCore Optimization」をプレビュー公開した。このツールは、本番環境のトレースデータから改善提案を自動生成し、バッチ評価とA/Bテストで検証した上でデプロイできるようにするもの。

AIエージェントは運用開始後、モデルの更新やユーザー行動の変化によって品質が静かに低下する課題がある。従来は開発者が手作業でトレースを確認し、プロンプトを書き直すプロセスが中心だったが、AgentCore Optimizationはこの改善サイクルをデータ駆動型の自動化に移行させるアプローチを提案している。

Sierraが約10億ドル調達、評価額150億ドルに

Latent SpaceのAIニュースレターが伝えたところによると、AIエージェント企業Sierraが約10億ドルの資金調達を実施し、評価額は約150億ドルになったという。同社は2025年11月に1億ドルのARRを突破し、2026年2月には1億5000万ドルに到達したと発表しており、現在は2億ドルを超えているとみられている。

カスタマーサービス向けAIエージェントを展開するSierraの急成長は、エンタープライズAI市場の拡大を象徴する事例として注目される。