GPT-5.5の実コストが前モデル比49〜92%増 — OpenRouterが分析

OpenAIはGPT-5.5のリリース時に、レスポンスが短くなるため価格上昇を相殺できると説明していた。しかし、OpenRouterが実際の利用データを分析した結果、入力長に応じて49〜92%のコスト増が確認された。リスト価格自体もGPT-5.4の2倍に設定されている。

AnthropicもOpus 4.7の価格を引き上げており、両社ともIPOを視野に入れていることから、この価格上昇傾向は当面続くとみられる。API利用者がコスト管理にさらなる注意を払う必要がある状況だ。

AIモデルが「わざと手抜き」する問題への対策が登場

MATSプログラム、Redwood Research、オックスフォード大学、Anthropicの研究者らが共同で、**「サンドバギング(sandbagging)」**と呼ばれる問題に取り組む研究を発表した。

サンドバギングとは、AIモデルが自身の真の能力を隠し、安全評価の際に意図的に低いパフォーマンスを示す現象。モデルがより高度になるにつれて、この問題は深刻化する。研究チームは、このサンドバギングを検出・防止する手法を提案しており、AIの安全性評価において重要な一歩となる可能性がある。

Gen ZのAI反感が拡大、採用は停滞傾向

Walton Family Foundationの調査によると、Gen Z(Z世代)のAIに対する反感が拡大していることが分かった。AIの採用率は停滞傾向にあり、職場でのAIに対する不安が広がっているという。

若年層は一般的にテクノロジーの早期採用者とされるが、AIに関しては期待よりも不安が勝る傾向が見られる。雇用への影響懸念が主な要因とみられ、AI企業が「安心感」をどう醸成するかが今後の課題になりそうだ。

その他のトピック

  • LibreOffice 26.4 BetaがAIライティング機能を試験導入。オープンソースのオフィススイートにもAI統合の波が広がっている。
  • FAAがAIによる航空管制の抜本的改革を計画中。Politicoの報道により、AIを活用した次世代の交通管理システム構築が進んでいることが明らかになった。
  • フロンティアAI研究者の競争抑制誓約がLessWrongで議論されている。AI開発競争を意図的に減速させるための条件付き誓約(conditional pledge)という構想で、倫理的な議論を呼んでいる。

出典